2005年04月27日
1Qの国産ナフサ価格、3万3,200円にほぼ確定
輸入価格の加重平均が3万1,200円に下降
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 今年第1・四半期(1〜3月期)の国産ナフサ価格は、1キロリットル当たり3万3,200円平均となることがほぼ確定した。これは、27日に財務省が集計した3月の輸入通関速報によって、ナフサの同期の総輸入数量が724万1,863キロリットル、総輸入金額が2,261億9,839万円、1キロリットル当たりの平均CIF価格が3万1,235円となったのが明らかになったことによるもの。
 
 前期(昨年10〜12月期)の国産ナフサ価格に比べると同1,800円(5.1%)の値下がりとなる。昨年12月から今年2月までの期間のドル単位の契約価格がそれまでの3ヶ月を下回ったのと、為替が円高に振れたことによる。
 しかし、前年同期(昨年1〜3月期)に対比すると逆に同5,600円(20.3%)もの値上がりとなる。ドル単位の価格の高騰によるもの。
 
 続く第2・四半期(4〜6月期)の価格については、3月以降の国際スポット相場の急激な上昇振りからいって同3万8,500円前後に反騰するのが必至と予想する向きが石油化学業界の大多数を占めている。