2005年05月06日
容リ協のPETボトルの引き取り量、04年度は予定通り
プラ製容器包装の達成率は95.3%にとどまる
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、実績/統計)
【関連企業・団体】:日本容器包装リサイクル協会

 (財)日本容器包装リサイクル協会が04年度(04年4月〜05年3月)中に容器包装リサイクル法に沿って全国の市町村から引き取った分別収集PETボトルの総数量は19万1,726トンとなった。
 
 前年度の実績は17万3,875トンであったので、04年度の伸び率は10.3%ということになる。容器包装リサイクル法の施行初年度の97年度の実績に対比すると13.7倍となる。
 年度始めにおける同協会の04年度の引き取り予定数量は、前年度の実績比10.0%増の19万1,314トンであった。実際はそれを0.2%上回ったことになる。年間引取り予定数量を実績が上回ったのは3年振り。
 
 一方、プラスチック製容器包装の04年度の総引取数量は44万6,912トンとなった。前年度の実績を21.4%上回っている。PETボトルよりも伸び率が高いのは、市町村による同容器包装の分別収集が始まってまだ5年目のせい。
 ただし、年度始めに立てられた引き取り目標数量(予定数量)に対しては2万2,238トンの未達となっている。達成率は95.3%ということになる。
 このうちの1,126トンは白色発泡スチロール製食品用トレイで、前年度比は97.1%、当初の予定数量に対する達成率は52.1%となっている。
 同トレイ以外のプラスチック製容器包装(いわゆるその他プラ)の総引き取り数量は44万5,786トンであった。前年度を21.5%上回っている。
 
 なお、今年度の引き取り見通しは、PETボトルが前年度比92.2%の17万6,843トン、プラスチック製容器包装が同122.9%の57万6,333トンとなっている。