2005年05月12日 |
中国の樹脂輸入、非汎用樹脂は3月も依然低調 |
1Qトータルの前年超えはEVAだけ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国の非汎用樹脂3月輸入通関数量は、依然として低水準にとどまった。合計6品目のうち前年同月を上回ったのは2品目だけ。汎用樹脂以上に回復の足取りが鈍い。 第1・四半期(1〜3月期)トータルはさらに低調で、前年同期を上回ったのはEVAだけとなっている。中国国内での生産量が大きく伸びているわけではないので減少の背景は明らかでない。相次ぐ値上げに多くのユーザーが買い控えを継続していることが大きく影響しているのではないかとの見方が商社筋には多い。 日本品は、EPSの第6位を除いて引き続き上位を占めている。POMはトップシェアを維持、またPBTは第2位を、そしてPC、PMMA、EVAの3樹脂はいずれも第3位を確保している。 中国の非汎用樹脂 第1・四半期の輸入通関数量は以下の通り。カッコ内は前年同期比。 ▽PC=153,535トン(90.5%) ▽POM=35,175(81.8%) ▽PBT=44,864トン(99.4%) ▽PMMA=23,085トン(78.2%) ▽EVA=106,717トン(109.9%) ▽EPS=31,834トン(75.9%)。 |