2005年05月16日
経産省、品確法違反の日伸商事に登録取消し処分
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

 経産省・資源エネルギー庁は16日、揮発油等の品質確保に関する法律(品確法)違反で刑が確定した、日伸商事(愛知県岡崎市、坂本泰宏社長)に対して、同日付で揮発油販売業者の登録取消し処分を行ったと発表した。

 同庁では日伸商事が「品確法」に違反してアルコール入りの「粗悪ガソリン」を販売していたため、再三にわたり指導、勧告を行ってきたが、日伸商事はこれに従わず卸・販売を続けてきた。

 このため当局側は04年8月愛知県警に刑事告発した。裁判の結果、岡崎地裁は同社に対して100万円の罰金および坂本泰宏社長には懲役10ヵ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。

 同庁ではこれを受けて同日、同社及び坂本社長が刑に処せられたことは、品確法第6条第1項第1号及び第4号に該当するとし、揮発油販売業者の登録取り消し処分を行った。