2005年05月17日
帝人、CO2削減へ「バイオマス燃料化」推進
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:帝人

 帝人は17日、京都議定書発効を受けて、CO2削減への取り組みを強化するため、バイオマス燃料化を推進すると発表した。具体的には、帝人テクノプロダクツ三原製造所(広島県三原市)でバイオマス燃料化を実施、また、帝人ファイバー松山事業所(愛媛県松山市)ではバイオマス燃料を混合燃焼する方法でバイオマスの有効利用を推進する。

 この2つのバイオマス燃料化プロジェクトが完了すると、帝人グループ全体の国内CO2発生量を年間6.5万トン(1990年度の2.6%に相当)削減することができる。

<背景>
(1)帝人グループは、従来から生産設備、オフィスの双方で省エネルギーに取り組み、国内のグループ会社全体で1990年度から2004年度の間にエネルギー消費量(重油換算)を13%、CO2発生量を9%削減してきた。

(2)今年度からは、温室効果ガス削減に向けてグループ横断的な専門部会を設置し、省エネルギー施策をグループ全体で推進するとともに、より環境負荷の少ないエネルギーやバイオマスなどの再生可能エネルギーへの転換を進めている。

(3)今回、京都議定書発効から、CO2削減の取り組みをさらに強化するためにバイオマス燃料化を推進していくこととした。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1116323738.doc