2005年05月19日
東京応化決算説明会 今期液晶材料の大幅増見込む
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東京応化工業

 東京応化工業は19日、05年3月期の決算説明会を開催した。連結売上高は前期比7%増の889億6,000万円で、セグメント別内訳は、材料事業が716億1,700万円(7.0%増)、装置事業173億4,300万円(7.1%増)だった。営業利益は72億9,500万円(同27.9%増)で、材料事業が105億2,100万円(15.5%増)、装置事業13億2,200万円(92.1%増)と大幅増加した。

 材料事業の売り上げは、フォトレジストが前年比9%増、印刷材料同3.7%増、化成品同8.3%増となったが、特殊化学材料が3.8%減少し全体の目標額を約37億円下回った。最終利益は50億8,800万円(7.1%増)。配当金は、65周年記念配当3円と合わせて1株当たり27円と、前年比5円の増配。

 06年3月期の予想は売上高933億円。液晶材料の大幅増(05年3月期の164億7,400万円を200億円に)を見込む。2月には宇都宮工場にLCDカラーフィルター製造用ブラックレジストの能力増強工事を完了している。

<参考>
http://chem-t.com/fax/search.php?RCODE=3531