2001年10月03日
三菱化学、菱北化成苫小牧工場をホクレン肥料に譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は3日、ホクレン農業協同組合との間で、三菱化学の子会社である菱北化成株式会社(本社苫小牧市、松永正大社長)の苫小牧工場をホクレンの全額出資肥子会社、ホクレン肥料株式会社(本社札幌市、足立明社長)に譲渡することで基本合意したと発表した。譲渡時期は2002年3月の予定。

 農業関連資材の低価格化、国の減反政策強化などに伴い、国内の肥料事業環境はこのところ一層厳しさを増している。三菱化学は従来から黒崎事業所の配合肥料プラントに続き、四日市、黒崎両事業所の肥料プラント停止など同事業の再構築に取り組んできたが、菱北化成の譲渡もその一環となる。譲渡後はホクレン肥料が肥料の生産、供給を続ける。譲渡対象となる資産は工場用地約3万4,400平方メートルおよび化学肥料生産設備一式。