2005年05月26日 |
ポリオレフィンの4月の出荷、LDとPPが前年超え |
HDPEは輸出の不振で8ヶ月連続の前年割れ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン3樹脂の4月の出荷数量は、LDPEとPPが前年同月を上回ったがHDPEは引き続き前年割れとなった。LDPEは1%増で5ヶ月振りの、またPPは9%増で3ヶ月振りのそれぞれ前年同月超えとなった。HDPEは2%減で、8ヶ月連続の前年同月割れとなった。 PPの大幅増が特に目を引くが、これは国内向けがほぼ全分野で前年を大きく上回って10%増となったのに加えて輸出も7%増と活発であったことによるもの。 LDPEがわずか1%ながら前年を上回ったのは、輸出が5ヶ月振りに前年を上回って14%増となって国内向けの1%減をカバーしたため。HDPEのマイナス成長は、国内向けが1%増えて5ヶ月振りに前年を上回ったものの輸出が21%の大幅減となったことによる。 各樹脂共通の主力品種であるフィルム用品種の出荷は、LDPEが1%減、HDPEが1%増、PPが11%増となっている。 一方の生産は、LDPEが4ヶ月振りの縮小で7%減、HDPEが9ヶ月振りの前年超えで17%増、PPが6ヶ月連続の前年超えで2%増となっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=3555 |