2005年05月26日 |
ダイセル化学、廃タイヤ利用「循環流動層ボイラー」建設 |
【カテゴリー】:経営(環境/安全) 【関連企業・団体】:ダイセル化学 |
ダイセル化学工業は26日、大竹工場(広島県大竹市)に使用済みタイヤを熱源として利用する「循環流動層ボイラー」の建設を決めたと発表した。石化燃料の節約と、二酸化炭素削減によって地球環境保護にも貢献できるとしている。 ボイラー燃料として石炭にタイヤチップを混ぜるが、混焼割合が50%と高いのが特徴。使用済みタイヤの処理能力は年間8万トンで、ボイラーは住友重機械工業に発注。 同ボイラーの建設は、同工場で進めている2007年後半に稼動予定のたばこフィルター用アセテート・トウ事業と、既存工場の基盤整備計画の一環となるもので、蒸気・電力エネルギーの安定供給確保と、エネルギーコストの大幅低減を図る。また、電力の一部を売電し、既存製品の競争力アップを図る。 【ボイラーの概要】 (1)ボイラー型式 「循環流動層ボイラー」 ◇能力:蒸気発生量 毎時300トン ◇燃料:石炭とタイヤチップの混焼 (2)発電機出力=50,000キロワット (3)稼動予定時期=2007年後半 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1117082112.doc |