2005年05月30日
4月の鉱工業出荷指数、過去最高を更新
化学、プラスチック製品の出荷指数も前月比増
【カテゴリー】:行政/団体(実績/統計)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が30日発表した、4月の鉱工業生産動向(速報)によると、出荷指数(2000年=100、季節調整済み)は前月比2.7%上昇の104.8となり、過去最高だった今年1月の104.3を更新した。生産指数は同2.2%上昇の102.8だった。
 
 出荷指数は、18業種のうち繊維工業と電子部品工業を除く16業種が前月を上回った。乗用車・トラックなどの輸送機械工業は前月比4.6%、フラットパネルディスプレイ製造装置などの一般機械は5.8%、電気機械工業7.7%、鉄鋼業5.5%、化学工業3.4%、プラスチック製品は2.7%増といずれも出荷が伸びた。
 
 化学工業(医薬品を除く)は、生産指数が前月比▲3.0%の98.4となったが、出荷指数は3.4%増の102.8だった。プラスチック製品工業は、生産が同2.3%増の96.3、出荷は同2.7%増の97.5だった。
 
 経産省は「4月は生産、出荷とも上昇したが、予測調査によると5月は低下し、6月は上昇が予測される。総じて見れば生産は横ばいで推移している」との基調判断を示した。