2005年05月30日 |
インドネシアのLNG計画順調、中国・韓国などに販売決る |
新日石、三菱商事など8社が参加、08年末完成 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:新日本石油、住友商事、双日、三井物産、三菱商事 |
新日本石油など、インドネシア・タングーLNGプロジェクトを推進中の8社は30日、すでに中国、韓国、北米などの企業との間で、LNGの販売契約を締結するなど、プラント建設工事とともに、同プロジェクトは順調に進んでいると進捗状況を発表した。 同プロジェクトは、インドネシア・パプア州ペラウ湾内で、タングーLNG(液化天然ガス)を開発し、生産・販売するもので、BP社をオペレーターとして参加各社の共同投資により、現在年産760万トン規模の生産プラント2系列の液化プラント及び関連設備を建設中。総投資額は4億4,000万ドル。これらの建設に必要な契約はすべて完了した。 天然ガスは、ビントゥニ湾の沖合いに設置される、2基の無人洋上プラットフォームで生産され、パイプラインによって陸上の液化プラントに運ばれる。LNGの生産・供給開始は08年末の予定だが、すでに販売先として、中国福建省(年間260万トン)のほか、韓国のKパワー社(最大80万トン)とポスコ社(55万トン)、米センプラ・エナジー社(最大370万トン)などが決まり契約済みである。 なお、同プロジェクトにおける日本の参加権益保有者は、三菱商事、国際石油開発、新日本石油、兼松、三井物産、エルエヌジージャパン、住友商事、双日の8社。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1117444070.tif |