2005年06月07日 |
帝人化成、中国のPC樹脂5万トン工場竣工 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:帝人化成 |
(上海発=特約) 帝人化成は5月27日、浙江省嘉興市乍浦開発区の帝人化成(中国)有限公司(Teijin Polycarbonate China Ltd.)でPC樹脂 50千トンプラントの竣工式を行った。 プラントは3月後半に完成し、4月から試運転に入っていた。同社では既に第二プラント50千トンを同サイトに建設を始めており、2006年末完成の予定である。 現在のところ同社は原料のBPAを輸入しているが、将来的には三井化学とSINOPECの上海高橋石油化学とのBPAのJVから購入する予定。業界筋によると、同JVは交渉の最終段階にあり、本年末にもまとまると見られている。計画では上海を立地とし、能力は12万トンで、2006年末の完成を予定している。帝人化成のプラントのある嘉興市は上海市に隣接している。 帝人化成は既に上海市にPC/ABSコンパウンドを生産する帝人化成複合塑料(上海)をもっており、PCプラントの完成で一貫体制を構築したこととなる。 ・工場立地経緯 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=13571 参照 |