2005年06月07日
5月のエチレン生産量、前年比1.0%減の62万4,300トン
操業プラントの平均稼働率は100.0%に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(行政/団体、実績/統計)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省製造産業局が7日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、5月のエチレン生産量は62万4,300トンとなった。前月を7.9%上回っている。しかし前年同月比は1.0%の減少となっている。
 定修による運休エチレンプラントは、三菱化学・鹿島の年産45万3,000トン能力の第2号機と同社・水島の同45万トン装置の2基であった。これらを除く操業プラントの平均稼動率は100.0%となった。
 
 前月を7.9%上回った要因としては、全体の操業日数が1日多かったこと、定修プラント2基を除くプラントの稼働率が1.8ポイント上がったこと、定修に伴う生産の減少規模が4月を若干下回ったこと--等が挙げられる。一方、前年同月を下回ったのは、定修実施プラント数こそ前年同月と同じ2基であったものの対象プラントの規模が昨年を上回り、また実施時期も昨年より広がったためと見られる。ただし、操業プラントの稼働率は前年同月を0.7ポイント上回っている。
 
 この結果、今年1月からの生産の累計は314万7,300トンとなった。前年同期を0.9%下回っている。