2005年06月08日 |
SABICが発表 大型メタノールプロジェクト三菱重工業に発注 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:三菱ガス化学、三菱重工業 |
(CNT=既報)サウジ基礎産業公社(SABIC)は8日、子会社であるサウジ・メタノール(AR-RAZI)が、ジュベイル工業都市に計画している、第5期・年産170トンの大型メタノール・プロジェクトのエンジニアリング及び建設業務を三菱重工業に発注したと発表した。 これにより、2008 年第1四半期には170万トンの年間生産能力を持つ新たなメタノール工場が操業を開始する。 SABICのMohamed Al-Mady 副会長兼最高経営責任者(CEO)は、「「AR-RAZI 5」プロジェクトは、生産規模と最新技術の面において世界的な巨大プロジェクトだ。酸素を燃焼媒体とする単一生産ラインによる大きな生産能力のため、総建設費と運営費を大幅に削減することが可能となる。当プロジェクトにより、世界のメタノール市場におけるSABIC の競争力は一層強化される」と語った。 SABICは世界第2位のメタノール・メーカーで、同プロジェクトが完成するとAR-RAZI の年産能力は現在の300 万トンから500 万トンに増強され、世界最大規模のメタノール生産拠点となる。 AR-RAZI は、SABIC と三菱ガス化学を幹事会社とする日本企業グループとの対等出資によって1979年に設立、1983年に創業を開始した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1118197411.pdf |