2005年06月08日 |
プライムポリ、タイのPPコンパ設備の増強完了 |
再増設で合計年産4万8,000トン体制に |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマーはこのほど、タイの現地資本等との合弁企業である「グランド・サイアム・コンポジッツ(GSC)」の自動車向けPPコンパウンド設備の増強工事を完了した。来週から新体制で増産に乗り出す。 今回の増強工事は、従来の年産4万トンの設備に同8,000トン能力の新系列を追加したもの。04年7月の同8,000トンの増強に続く再増設。 同社によると、タイでは自動車の生産台数が急拡大中で、04年の総生産台数は前年を23.6%上回って92万8,000台となり、今年はさらに増えて110万台となる見通しにある。また同国内の専門家の間では、2010年には180万台に達すると試算する向きもあるという。今回の再増設はこうした中でPP製自動車部材のトップメーカーの地位を一層強固なものとすることを目的に実施された。 同社ではこれに先駆け、今年4月には中国・広東省にも全額出資会社「三井化学複合塑料有限公司」による同1万5,000トン能力の同コンパウンド設備を新設しており、現在は本格生産の準備中。この結果、現在の同社の自動車向けPPコンパウンドの生産能力は日、米、メキシコ、独、タイ、中国の計6カ国合計で年間44万4,000トンとなっている。 |