2005年06月08日 |
トクヤマ、中央発電所7号ボイラーの燃料転換決る |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは8日、徳山製造所(山口県周南市)で最後となる、重油燃料の7号ボイラーを石炭に燃料転換するための合理化投資を決めたと発表した。2005年12月に着工、07年10月に完成の予定。総投資額は約100億円を見込む。 現行の7号ボイラーは、燃料に特C重油(アスファルト)を使用しているが、特C重油の需給状況によるコスト変動と今後のエネルギー情勢などから、石炭への転換を図ることにした。 ボイラーの燃焼方式には、同社初となる循環流動層タイプを採用する。これにより広範囲な炭種の受け入れが可能となる。廃タイヤやバイオマスも混焼できるようにする。蒸気発生量も毎時260トンから約20%増の同310トンに増強する。 発電能力は現行78,000キロワットと変わらないが、タービンの一部を抽気式タービンに更新することにより、発電所全体のエネルギー効率アップを図る。 【参考】現有自家発電能力:蒸気発生量(トン/時) と認可出力(KW ) ◇5号: 220 (石 炭 35,000) ◇7号 :260→310( 特C 重油→石炭 78 ,000) ◇8号: 500 (石 炭 145,000) ◇9号: 530 (石 炭 149,000) ◇東2号: 580( 石 炭 145,000) ◇合計能力: 552 ,000 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1118204683.pdf |