2005年06月08日 |
日立マクセルと三菱化学メディア「HD DVD-Rディスク」の量産化技術確立 |
「新色素材料」を開発、追記型DVDの製造ライン流用が可能 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東芝、三菱化学メディア、日立マクセル |
日立マクセル、三菱化学メディアの両社は8日、林原生物化学研究所、三菱化学メディア、東芝の3社が共同開発した「有機色素材料」を採用することで、次世代DVD規格である「HD DVD」の一回限りの記録が可能な記録型メディア(HD DVD-Rディスク)の量産試作に成功したと発表した。今後の量産化にめどをつけた。 日立マクセルと三菱化学メディアは、東芝などが発売を予定しているHD DVDレコーダーや記録型HD DVDドライブ搭載PCの市場投入にあわせて、来春に「HD DVD-Rディスク」を発売する予定。 現行のDVD-R(一回限りの記録が可能な記録メディア)には、記録層に有機色素が使われているが、記録用の次世代光ディスクには、青紫色レーザーの短波長に対する感度と再生耐用性を確保する色素がないため、一回限りの記録が可能な記録メディアの製造、量産技術は確立されていなかった。 今回、林原生物化学研究所、三菱化学メディア、東芝の3社が共同で新有機色素材料を開発し、HD DVD-Rディスクに実用耐性があることを確認した。さらに、日立マクセルと三菱化学メディアの両社は、現行DVD-R製造ラインで新色素材料を使用して、HD DVD-Rディスク(1層15GB)の試験量産に成功した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1118212676.doc |