2001年10月02日
C2系製品の8月の出超数量、3ヵ月連続で前年割れ
輸出も輸入も前年同月を割り込む
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省製造産業局が2日集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品の8月の輸出入バランスはエチレン換算で総輸出量が総輸入量を15万9,60トン上回った。前月より25.8%多い。ただし、前年同月に比べると10.3%減少している。3ヵ月連続の前年同月割れである。
 
 同局の集計によると、8月のエチレン換算輸出量は15品目合計で18万2,000トン、一方の同輸入量は13品目トータルで2万2,400トンとなった。したがって、差し引きの出超量は15万9,600トンとなる。
 前月に比べると、輸出量は15.6%増、輸入量は26.4%減である。前年同月に比較すると輸出は12.9%減、輸入は27.5%減となる。
 前年同月に対比すると、輸出も輸入も縮小している点が注目される。うち、輸出の減少ではLDPEの22.8%減、PSの31.7%減、エチレンの24.9%減、EGの80.6%減 --などが特に目を引く。反面、SMは21.5%増、酢酸エチルは43%増などとなっている。
 一方の輸入では、EDCの75.7%減を別にすると主な製品では特に大きな増減はない。注目のLDPEは2.1%増、HDPEは6.7%減となっている。
 
 この結果、1~8月の累計は輸出が130万9,700トン、輸入が27万2,100トンとなった。差引き103万7,600トンの出超である。前年同期に比較すると、輸出は9.9%減、輸入は6.4%減、出超量は10.8%減ということになる。


http://www.c-nt.co.jp/data/trade/200108b.html">2001年8月エチレン換算輸出入実績(表)
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http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/9699b>エチレン換算輸出入実績(月別)
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