2005年06月09日
中外製薬、抗インフルエンザウイルス剤、来シーズンも1500万人分確保
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は9日、スイス・ロシュ社から輸入し、製造販売している、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」の来シーズン(2005-2006年)の供給計画を発表した。

 今シーズン(2004-2005年)は、シーズン供給総量を医師の処方実態を基準として換算した、約1,500万人分相当の『タミフル』を確保し、約1,080万人分を供給した。(約1,500万人分相当を、通常5日間投与を基準に換算すると、約1,200万人分相当となる)

 また今シーズンは、通常に比べて流行の立ち上がりが遅く、本年2月に入りウイルスの検出数とともに患者数が急増した。当初からB型ウイルスによる流行がみられ、ピークが3月にずれ込んだなどの特徴がみられた。流行の規模も1999年4月の感染症新法施行後では最大となった。

 来シーズンについても、4月末時点の卸店在庫を含めて今シーズンと同じく、シーズン供給総量を医師の処方実態を基準として換算した約1,500万人分相当の『タミフル』を確保するとしている。
 
ニュースリリース参照 
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1118307364.pdf