2005年06月13日
4月の生産指数 化学工業は前月比マイナス、経産省調べ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が13日午後発表した、4月の鉱工業生産動向(確報)によると、生産指数(2000年=100、季節調整済み)は102.5で前月比11.9ポイントの上昇、速報時(2.2ポイント)からは後退した。
 
 業種別にみると輸送機械、電気機械、情報通信機械、一般機械、プラスチック製品工業などが上昇し、化学、電子部品・デバイス、繊維工業などが低下した。エアコン、冷蔵庫などの需要期を控えた電気機械の生産指数が大きく伸びた。
 
 化学工業は生産指数101.7で、前月比4.9%の減少となった。医薬品、仕上げ用化粧品などがマイナスとなった。出荷は104.4で同1.0%上昇した。在庫指数は99.4で同1.6%の低下となった。プラスチックは生産指数95.8で前月比1.8%上昇した。出荷も97.5で同2.7%の上昇。在庫は94.9で0.1%低下した。
 
 また、製造工業の生産状況を示す同月の稼働率指数は前月比4.3%上昇の106.2と3ヵ月ぶりに上昇した。