2005年06月13日
ポリオレフィンの価格交渉、ラミ品種も大詰めに
PE、PPメーカーとも、今週中の決着目指す
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン各社は週明けから相次いで大手コンバータとの間で第5次価格修正の話し合いを開始した。ほぼ全ての樹脂メーカーが週内にコンバータ各社から同意を取り付けたいとしている。
 
 ポリオレフィン各社が打ち出した今回の第5次値上げの計画に対しては、最初こそ多くの需要家が強く反発したものの、時間が経過するとともに原料確保のためにはあるていどの値上げを受け入れざるを得ないとの考えが広がり、先々週末には一部の大手フィルムメーカーと大手コンバータを除くユーザーが基本的同意を表明するに至っていた。そして先週末までには大手フィルムメーカーも条件付きで同意、その結果残るは大手コンバータのみとなっている。
 これまで決着した上げ幅は、品種や取り扱い数量の多寡、さらには過去4度の値上げの進捗率等によってばらつきがあるが、レジン側がかなり譲歩した結果、キログラム10円から15円の範囲内となっている模様。