2005年06月14日
ナフサの北西欧相場が再上昇
ブレントに連動、極東向けを上回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、北西欧におけるナフサのスポット相場が先週末から再び上昇してきた。週明けの契約分の平均CIF価格はトン当たり428〜429ドルで、先週半ばの平均を16ドル前後上回っている。最近のボトムの5月末の平均に比べると24〜25ドルものアップとなる。
 
 これには、原油のスポット相場、特に北海ブレントがWTIに迫るレベルまで上昇してきていることが少なからず影響していると見られている。
 日本など極東向けの相場も引き続き強含みで推移しており、C&F/ジャパンの週明けの平均は424ドルとなった模様。しかし北西欧のCIF価格(CIF/NWE)はそれを上回るところまで上がっているわけで、これがかねてからCIF/NWEを後追いするパターンをたどるC&F/ジャパンの今後にどう影響するかが警戒される。