2005年06月16日
日本ゼオン、仏社に子会社を売却、遺伝子組換えワクチン技術供与
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

 日本ゼオンと米国100%子会社のゼオンケミカルズ社は、動物ワクチン製造販売会社への投資会社であるゼオンバイオミューン社(米国:デラウェア州、ゼオンケミカルズ社の子会社)の全株式売却と、遺伝子組換えワクチン技術のライセンス供与(一部譲渡を含む)について、仏・CEVA SANTE ANIMALE S.A.社(仏)と合意し契約した。16日発表した。

 ゼオンバイオミューン社の投資先会社、バイオミューン社(米国:カンザス州)は、動物用ワクチンの製造・販売を行うとともに、同社開発の遺伝子組換えニワトリ用ワクチンで米国農務省から製造認可を取得し、すでに5品目のワクチンを製造、販売している。

 今回、ゼオンバイオミューン社の全株式を売却するが、遺伝子組換えワクチン技術に関する知的財産権は保有(一部譲渡)し、CEVA SANTE ANIMALE S.A.社へライセンス供与する。株式売却に伴い、日本ゼオンの06年3月期の連結決算には、約20 億円の特別利益を計上する見通し。ロイヤルティー収入は、今後の当該製品の売上高によるとしている。

<株式売却及びライセンス>
(1)売却する株式数:1,000 株(保有株式の100%)
(2)ライセンス契約製品毎の売上高に対する一定率のロイヤルティー

<株式譲渡相手先の概要>
(1)社名CEVA SANTE ANIMALE S.A.社
(2)所在地フランス
(3)代表者Ph. du MESNIL (Chairman and C.E.O.)
(4)資本金69,487 千ユーロ(2003年12月末)
(5)事業内容動物用医薬及び食品の製造販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1118909174.pdf