2001年10月01日 |
産構審・リサイクル小委の企画WGの論議、順調に進展 |
3Rに係わる業種・製品や取り組みの基準の高度化も推進 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は9月28日、産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会の下部機構である「企画ワーキンググループ」の第3回目の会合を開き、関係業界や行政機関に共通する当面の課題について引き続き論議を求めた。 この日の会合では(1)3Rに取り組むべき業種・製品、ならびに取り組みのクライテリアの高度化について(2)リサイクル率の定義と算出方法について--の2項目が議題に取り上げられ、事務局が用意した多彩なデータも参考にしながら熱心に意見が交わされた。 その結果、(1)のテーマについては、「廃棄の発生量の少ないものであっても資源の有用性や処理困難性の高い製品の場合は、優先的に適切な取り組みが求められるべきだ」「3Rの取り組みに当たっては既存の優先順位にこだわらず弾力的かつ効率的に対策を講じていくことが望まれる」--などの点に多くの意見が集中した。 また、(2)の議題に関しては、「可能な限り数値目標を設けてその実現に取り組むことが大切」との点で意見が一致、加えて「ついては、リサイクル率の算定に関する基本的な考えをガイドラインとしてまとめることが必要」「海外でもリサイクル率の指標が整備されていくので、それらとの整合性も考えていくべき」--といった提言も相次いで行なわれた。 次回の会合は、10月26日の予定。テーマは未定。 |