2005年06月23日 |
クラレ子会社、温度の変化で色が変わる「感温ホース」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレプラスチックス(本社:大阪市、岸勝彦社長)は23日、ホース内を流れる流体温度によって色相が変化する「感温ホ-ス」(仮称)を開発、7月11日から発売開始すると発表した。ホース内を流れる流体の温度管理が経常的かつ簡便にでき、安全性の高い工程管理が可能となる。 ホースには、温度の変化で色相が変わる特殊材料を練り込んだ繊維をホース表面の芯材部に採用した。特殊繊維はパイロットインキ(本社:名古屋市)と共同開発した。感温材料は3原色を組み合わせて発色させる。このため白色から黒色までほとんどの色相が表現できる。 色相・色の組み合わせは、自由に設定可能で、例えば40℃以下では「紫色」だが、40℃以上の警戒温度になると「赤色」に変色するようにできる。 同社では、工業、産業、農業などさまざまな業界を対象に、厳しい温度管理が要求される用途を開拓していく計画。初年度5,000万円、3年後3億円の売上げを目ざす。 【クラレプラスチックス株式会社の概要】 ◇本社:大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル9F) ◇社長:岸勝彦 ◇資本金:1億8千万円 ◇従業員数:200名 ◇業務内容:ゴム・プラスチックのホースおよび各種成形品、導水管、ラミネート製品、機能性コーティング製品、コンパウンドおよび成形品の製造・加工・販売。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1119500355.pdf |