| 2005年06月29日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| PE袋の輸入、5月も3万4,335トンと活発 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 中国品が大幅増、全体の48.2%占める | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【カテゴリー】：原料/樹脂/化成品（実績/統計） 【関連企業・団体】：なし |
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ポリエチレン袋（PE袋）の輸入は依然として活発で、財務省が29日にまとめた5月の輸入通関速報によると、5月の総輸入数量は3万4,335トンとなった。わが国の大手PE袋メーカーや大手商社が国産レジンの値上がりに対処して、中国品の調達に一段と力を入れるようになったことが少なからず作用していると見られる。この結果、1月からの累計は16万6,695トンとなった。前年同期の実績を3.2%上回っている。 5月の速報で注目されるのは、中国品がこれまで以上に高い伸びを遂げている点だ。中国品の5月の輸入量は1万6,534トンで、前年同月に対する伸び率は16.4%に達している。他の国の製品は、軒並み前年同月を下回っており、この結果中国品は同月の輸入全体の48.2%を占めるに至っている。かねてから中国に資本進出してPE袋を量産中の大手PEフィルムメーカーやレジ袋メーカー、さらには大手商社が国産レジンの価格上昇による収支バランスの悪化を防ぐため安価な中国品の輸入にこれまで以上に積極的に取り組み始めたことが最大の要因と見られる。なお、5月の平均CIF価格は1キログラム当たり187.7円となっている。 主要な対日輸出国別の5月のPE袋の輸入通関速報は別表の通り。
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