2005年07月11日
経産省 プラリサイクル標準化へ、プラ工連に研究委託
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省は11日、05年度の標準化への取り組みとして、プラスチックリサイクル、ファインセラミックスの破壊特性試験方法、ナノ粒子の安全性評価方法など6テーマの実施及び委託先を発表した。
 
 このうち、プラスチックリサイクルの標準化は、使用済みプラスチック製品を、より広く再生利用していくために必要な条件(不純物など)を考え、リサイクルという観点からプラスチックのあり方を提案していこうというもので、リサイクル標準化のための研究開発を日本プラスチック工業連盟に委託した。
 
 プラ工連では、近く大学やメーカー、有識者からなる専門組織を設置し、本格的な検討に入る。同省では「国際標準案として、各国に提案していきたい」といっている。委託期間は08年度までの3年間。
 
 標準化に関する新規開発6テーマと、委託先は次の通り。
(1)プラスチックリサイクルの標準化=日本プラスチック工業連盟
(2)ブロードバンドFTTH時代に向けた高品位光伝送システム用光部品・モジュールの安全性及び信頼性の標準化=光産業技術振興協会
(3)転動部材用ファインセラミックスの破壊特性試験手法の標準化=産業技術総合研究所
(4)ナノ粒子の安全性評価方法の標準化=産業技術総合研究所
(5)非接触三次元計測器の精度評価方法の標準化=産業技術総合研究所
(6)標準化に関する研修・教育プログラムの開発=日本規格協会