2005年07月13日
DIC、中国・張家港で合成樹脂生産開始 13日開業式
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業(DIC)は13日、中国の100%子会社、張家港迪愛生化工有限公司が建設していた合成樹脂プラントが完成し、現在稼動中の導電・磁性コンパウンドプラントとともに第1期計画が完了したため、同日、現地で開業式を行ったと発表した。

 完成したのは塗料用樹脂、合成皮革用ウレタン樹脂、改質剤のプラントで年産18,000トン能力。華東地区における合成樹脂の生産拠点と位置づけるとともに、3年前に稼動した迪愛生合成樹脂(中山)有限公司(広東省中山市)との相互補完により、華東・華南の2大市場で競争優位をめざす。

 DICグループは、華東地区での事業展開を強化するため、張家港保税区内の江蘇揚子江国際化学工業園に約20万平方メートルの土地使用権を取得。張家港迪愛生化工を設立し、複数の事業部門を集約した複合工場を建設してきた。
 
 グループ各社が同一用地に進出することにより、設備、人材、情報などを共有化し、経営の効率化とコスト低減を図るもので、今後とも拡大する中国市場に対して迅速、的確に対応していく方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1121224935.pdf