2005年07月19日
SMの出荷の上期計はほぼ前年同期並み
国内向けの減少を輸出がカバー
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が19日に明らかにしたところによると、SM(スチレンモノマー)の6月の出荷数量は前年同月を1%上回り、一方の1~6月期の総出荷数量は前年同期比1%減となった。
 
 1〜6月期はほぼ前年同期並みとなったわけだが、これは、国内向けの4%減を輸出の2%増でほぼカバーしたことによるもの。国内向けがマイナス成長となった要因について同工業会では、出荷全体の46%前後を占めるPS向けの1〜3月期の出荷が不振であったためと分析している。
 
 輸出の増加については、1〜2月に不振であった中国向けがその後に立ち直ったことが大きいと説明している。在庫は0.3ヶ月分で順調に縮小が進んでいるといえる。