2005年07月20日
「外資系企業の業績好調」経産省まとめ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省は20日「外資系企業の業績は製造業、非製造業とも好調だった」とする、04年度の外資系企業動向調査を発表した。調査は外国投資家が株式の3分の1超を有している企業を対象に行い、2,452社(回答率56.2%)から回答を得た。概要は以下の通り。
 
 外国企業の新規設立・資本参加数は03年度127社(製造業32社、非税増業95社)で、前年度に比べて30社減少した。業種別内訳は、製造業では化学2社、情報通信機械10社、精密機械2社など。資本金は100億円超が3社、10億〜100億円が4社で、5,000万円以下が85社を占めた。国別ではアメリカ系47社、ヨーロッパ系32社、アジア系33社。
 
 一方、撤退企業も03年度は138社(前年度比23社減)あった。製造業はこのうち42社で、化学8社、情報通信機械9社、一般機械4社など。集計企業数に占める撤退企業比率は6.3%で、前年度比1.7ポイントの低下となった。
 
 売上高計は32兆4,909億円で、前年度比20.1%増加した。製造業19兆2,904億円(17.9%増)、非製造業13兆2,005億円(23.5%増)だった。業種別に全法人企業と比較すると、輸送機械が15.1%(前年度比0.2ポイント低下)と最も高く、次いで石油11.8%、化学・医薬品8.3%(0.5ポイント上昇)、電気機械(情報通信機械を含む)4.3%の順だった。

 経常利益は1兆6,885億円(8.6%増)と過去最高だった。製造業は1兆1,423億円(15.0%増)、非製造業は5,462億円(2.7%減)。業種別にみると、情報通信機械1876億円、一般機械483億円、化学は1,435億円などとなっている。
 
<添付資料>

【関連ファイル】
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1121845360.tif