2005年07月20日
富山化学、アルツハイマー型認知症治療薬、米国で臨床第〓相試験
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:富山化学

 富山化学工業は20日、自社開発のアルツハイマー型認知症治療薬「T-817MA」の臨床第I 相試験を米国で開始したと発表した。

 アルツハイマー型認知症の推定患者数は、米国で250万人、欧州で150万人、日本で70 万人とされ、2010年代半ばには1.5倍に増加すると予測されている。現在、治療薬としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市されている。しかし、これらの治療薬は、神経の賦活作用による症状改善作用を示しますが、アルツハイマー型認知症の病態の進行を抑制することは難しいとされている。

「T-817MA」開発のコンセプトはアルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬剤で
・神経細胞死の抑制効果
・神経突起促進効果
・病態モデルでの効果
などが特徴となっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1121850360.pdf