2005年07月21日 |
日本化成、PA・BAとウロトロピン事業から年内撤退 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本化成 |
日本化成は21日、競争激化などから収益確保が困難になったとして(1)ジメチールプロピオン酸(PA)及びジメチールブタン酸(BA)事業(2)ヘキサメチレンテトラミン(ウロトロピン)の2事業から撤退すると発表した。今年度スタートした新中期計画で「再構築事業」と位置づけていた。 PA・BAは、合成樹脂系塗料の添加剤だが、国内・海外とも市場競争の激化から市況が大幅下落しており、収益性を確保するのは困難と判断した。小名浜工場に年産1,000トンの併産設備を稼動してきたが、PAは今年9月末、BAは12月末までに生産を停止する。 ウロトロピンは、自動車用部品の鋳物用砂型硬化に使用されてきたが、部材が鋳物からアルミニュウムへと変わったため、需要が落ち込んでいた。小名浜工場に年産4,800トン設備をもっているが今年末をめどに撤退する。なお同社は、両事業の撤退は今期の業績予想に織り込み済みとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1121936603.pdf |