2005年07月25日 |
国内初のLPガス「国家備蓄基地」七尾に完成、29日開所式 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省、資源エネルギー庁は25日、石川県七尾市に建設中だったLPガスの国家備蓄基地が完成したため29日、現地で完成記念式典を開催すると発表した。1990年の中東湾岸危機を契機に、LPガスの国家備蓄計画が決り、2010年度に150万トン(40日分)の国家備蓄確保をめざして基地建設が進められてきた。 七尾基地は、全国5カ所(石川県七尾市、長崎県福島町、茨城県神栖町、愛媛県今治市、岡山県倉敷市)で建設が進められている備蓄基地のうちの一つで、立地決定から約7年をかけて、このほど5基地のうち最初に完成を迎えた。 敷地面積は約28ヘクタール。直径60メートル、高さ45メートルという、1基当たり貯蔵能力が5万トンのプロパンガスタンク3基と、ブタンガスタンク2基(計25万トン)をもち、総事業費は約415億円。8月下旬にはサウジアラビアからLPガス第1船が入ることになっている。 なお、神栖基地(20万トン)と福島基地(20万トン)は05年度中、波方基地(今治市=45万トン)は08年度、倉敷基地(40万トン)は09年度完成の予定である。 |