2005年07月27日
CDMプロジェクト、韓国などに2件 政府承認
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省は27日、2つのCDMプロジェクトが京都メカニズム推進・活用会議で承認されたと発表した。わが国政府が承認したCDM/JIプロジェクトは同系19件となった。
 
 1つは、ローディアジャパンか韓国(温山)に計画中の「亜酸化窒素放出削減プロジェクト」で、アジピン酸製造時に放出される亜酸化窒素の熱分解工場を設置し、亜酸化窒素の回収、燃焼により大気中に放出される温室効果ガスの削減を図る。アジピン酸の年間生産量は13万トン、CO2削減量は年間915万トンと予想。
 
 もう1つは、電源開発会社がブラジルで進めている「Caieiras ランドフィルガス削減プロジェクト」。ごみ埋め立て場のランドフィルから発生するバイオガスを回収し、燃焼することによって温室効果ガスの削減を図る。最初の7年間でCO2削減量は約190万トン。