2005年07月29日
合成樹脂の特恵輸入が急増、6月末現在
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が29日発表した6月末現在の特恵関税消化状況によると、合成樹脂(項名13)の輸入額は47億7,690万円で、前月末から一挙に17億円分入った。シーリング枠消化率も39.8%と、前月までの16.2%から急上昇した。昨年6月末時点と比較すると、昨年6月の輸入額は27億6,500万円だったので、172%の大幅増加となる。中国の買い控えが原因になっているとみられる。国別では、とくにタイ、フィリピン、インドなどからの輸入増加が目立っている。

【6月末現在の特恵関税消化状況】単位:1000円 ( )は5月末現在
◇中国      586,362(343,128)
◇ベトナム    8,318(5,535)
◇タイ      1,515,820(729,689)
◇マレーシア   541,944(334,773)
◇フィリピン   71,226(46,257)
◇インドネシア  12,620(2,911)
◇インド     131,091(21,817)
◇イラン     3,173(3,173)
◇サウジアラビア 1,906,312(1,586,775)
◇合計      4,776,866(3,074,058)

(注)「項名13」の05年度シーリング枠は190億2,220万円。一国当たり限度額は5分1の38億444万円。