2001年09月27日
PPフィルムの8月の出荷、前年同月の横並び
CPPは引き続き前年超え、OPPが縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が27日にまとめたところによると、同連合会加盟企業による8月のPPフィルムの出荷数量は、OPPが前年同月比98.1%の1万8,612トン、CPPが同103.2%の1万1,268トンとなった。合計は同100.0%の2万9,880トンである。
 
 OPPの前年同月割れはこれで3ヵ月連続となった。主力の食品包装用が5ヵ月ぶりのマイナス成長(1.0%減)となったことによる。
 一方のCPPの前年同月超えは昨年8月以降15ヵ月連続となった。メーンの食品包装用が引き続き順調な伸び(4.7%増)を遂げたのが効いている。
 
 この結果、1~8月の累計はOPPが前年同期比98.7%の15万5,700トン、CPPが同102.9%の9万4,629トン、合計が同100.3%の25万329トンとなった。うち、OPPの食品包装用は同100.4%の10万6,763トン、CPPの食品包装用は同103.4%の7万9,869トンとなっている。つまり、主力の食品包装用の出荷が健闘している点がはっきり表れているといえる。
 
 8月の出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。
 
 [OPP]
 ▽食品包装用= 12,853トン( 99.0%)
 ▽繊維包装用=  1,348トン( 96.8%)
 ▽その他  =  3,827トン( 99.5%)
 ▽内需計  = 18,028トン( 98.9%)
 ▽輸出   =    584トン( 78.7%)
 ▽合計   = 18,612トン( 98.1%)
 
 [CPP]
 ▽食品包装用=  9,547トン(104.7%)
 ▽繊維包装用=    257トン( 92.8%)
 ▽その他  =  1,357トン( 96.4%)
 ▽内需計  = 11,161トン(103.3%)
 ▽輸出   =    107トン( 91.5%)
 ▽合計   = 11,268トン(103.2%)