2005年08月03日
旭化成、元工場従業員の中にアスベスト被害者3人
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成は3日、工場の元従業員の中から過去にアスベストによるとみられる健康被害者(中皮腫発症者)が3人見つかったと発表した。うち2人はすでに死亡、1人は現在加療中という。
 
 亡くなった1人は同社延岡支社(宮崎県)に勤務、1972年に定年退職した後90年に死亡。もう1人は延岡支社および水島支社(岡山県)に勤務し80年に定年退職後、03年に死亡している。また現在加療中の1人っは延岡支社を中心に勤務し87年に定年退職した。
 
 同社は工場の建屋、設備などに断熱材としてアスベストを使用してきた。3人は労災認定は受けておらず、現在アスベストへの曝露歴などを調査中。同社は今後さらに幅広く従業員、退職者の健康調査を行う一方、工場のアスベスト使用状況について調査し、除去、代替品への切り替えを急ぐ。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1123050801.doc