2005年08月08日 |
呉羽化学の米国JV、PPSを倍増、世界最大15千トンへ |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:クレハ |
呉羽化学とセラニーズ(旧ヘキスト)のエンプラ部門Ticonaの50/50JVのFortron社は、このほど6,500万ドルを投じて北カロライナ州のPPSプラントを倍増し年産15,000トンに増強すると発表した。2007年前半に完成すると世界最大のプラントとなる。 同社では世界全体のPPS能力は現在40,000トンだが、需要は年10%以上の勢いで増加しており、2008年までに50,000トンを超えるとみており、今回の増強はこれに対応するものとしている。 同工場は1994年に4,000トンでスタート、今回が6番目の最大の増強となる。 呉羽化学は錦工場でPPSを6,000トン生産しており、本年末までに7,500トン、06年をめどにさらに10,000トン体制構築を目指しているほか、シンガポールにも10,000トンの設備建設を検討している。 |