2005年08月10日
協和発酵、発酵法グルコサミンを業務用に新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:協和醗酵

 協和発酵は、植物を原料に微生物を使って生産する「発酵グルコサミンK」を開発、9月2日から食品添加物として業務用に新発売すると発表した。

 原料に植物を使い、発酵生産した微生物キチンからグルコサミンを抽出する。従来、グルコサミンは、国内ではエビやカニの甲殻を原料として作られているが、特定原材料の表示が必要だった。同製品は原料が植物のため、アレルギー表示の必要がなく、安定供給が見込めるなどの長所がある。

 製品は、米国メーカーが発酵生産した中間原料を最終精製して販売する。性状は、特有の甘味を有する無臭・白色の結晶性粉末で、打錠品や顆粒品および飲料などの栄養補助食品用途として最適としている。

 グルコサミンとは、天然に存在するアミノ糖の一種で、動物の細胞・繊維・組織・器官の間を結合させる組織中に、ムコ多糖類の構成成分として広く存在している。最近は高齢化や健康志向から、体内で重要な役割を担う成分として、関心が高まっている。

<製品概要>
(1)製品名:「発酵グルコサミンK」
(2)使用量:1日あたりの使用量の目安=0.8~1.2グラム程度
(3)荷姿:10キログラム(外装:ダンボール箱、内装:ポリエチレン袋)
(4)販売元:株式会社協和ウェルネス(TEL:03-5641-8633)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1123661855.doc