2005年08月11日 |
PSPの7月の出荷、4ヶ月振りの前年同月割れに |
1〜7月の累計は前年同期をわずかながら上回る |
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の7月の総出荷数量は9,120トンで前年同月を1.7%下回った。PSPの出荷の前年同月割れは3月いらい4ヶ月振りのこと。 7月の実績が前年同月割れとなったのは、最大消費品種であるトレー反用が3ヶ月振りに前年同月割れに転じて0.7%減となったのに加え、トレー反用に次ぐ需要規模のラミネート丼用が同じく3ヶ月振りのマイナス成長に変わって7.6%減となったため。一般反用は2.0%増で5ヶ月連続の前年超えとなり、またラミネート一般用は6月の大幅減(前年比10.9%減)から7月は前年同月の横並びに転じたが、ラミ丼用の大幅減をカバーするまでには至らなかった。 この結果、PSPの今年1月から7月までの出荷の累計は、6万5,450トンとなった。前年同期の実績を0.4%上回っている。1〜3月期の不調を4〜6月期でほぼカバーしたことで、1〜7月計もかろうじて前年を上回るかたちとなっている。もっともこれは、一般反用が6.7%増となったことによるもの。トレー反用とラミネート丼用はともに1.0%減、ラミネート一般用は3.7%減となっている。 |