2005年08月18日 |
三井武田ケミカル、天津にウレタン樹脂年産17,000トン設備 |
塗料、包装接着剤など新分野用 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:三井武田ケミカル |
三井武田ケミカル(03-6253-4100)は17日、中国天津市の化学工業区にある合弁会社・TCPC(天裹ポリウレタン)でウレタン樹脂の製造設備、年産1万7,000トンを建設することになったと発表した。塗料用硬化剤と包装用接着剤の生産を06年7月から始める。 三井武田ケミカルはウレタン事業について、成長を続けるアジアで拡大する戦略をかかげてきた。今回新設するのは、環境負荷の少ない低遊離TDIの塗料用硬化剤の需要が伸びているため、これに対応するもの。また、ボイルやレトルト(調理済み)食品などに使う包装用接着剤市場にも力を入れる方針。 TCPCの現資本金3,000万元を9,000万元に増資する計画で、三井武田ケミカルは出資分を45%から70%に引き上げ連結子会社化する。ほかに蝶理も5%出資する。 TCPCは現在、天津市と蘇州市でウレタン樹脂原料のPPGコンパウンド設備、計年産1万2,800トンを運転している。 ご参考 http://www.mitsui-chem.co.jp/whats/050817.pdf |