2005年08月22日 |
住友化学、韓国でMMAモノマー供給体制拡大 |
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:住友化学、日本触媒 |
住友化学は22日、韓国に出資しているMMAモノマー・ポリマー会社「LG MMA社」がこのほど、同社麗水工場でメチルメタクリレート(MMA)モノマー年産7万6,000トンの新設備建設に着手したと発表した。商業運転開始は08年4月の予定。 韓国では、液晶ディスプレイ部材である導光板をはじめ、光学用途向けとしてMMAポリマーの需要が大幅増加している。LG MMA社は、7月に住友化学の連続バルク重合法により、MMAポリマー製造設備の商業運転を開始した。また、モノマーもポリマー向けのほか、人工大理石、MBS樹脂用などとして需要が伸びており、国内需給は逼迫状態にある。 今回の増設で、LG MMA社のMMAモノマー生産能力は既存の第1、第2プラントと合わせて、17万6,000トンとなる。 住友化学は、MMA事業を基礎化学部門の戦略事業と位置づけ、MMAモノマーの直酸法など独自の技術を武器に、積極的に事業拡大を図ってきた。 今回の新設と、08年第1四半期に完成予定のシンガポールでの増強計画を合わせると、住友化学グループの日本、シンガポール、韓国でのMMAモノマー生産能力は48万9,000トンとなり、アジア最大規模のメーカーとなる。 【LG MMA 社の概要】 (1)社名:LG MMA Corporation (2)社長:金漢燮(キムハンソプ) (LG グループ出身) (3)出資比率:LG Corporation 50%、住友化学25%、日本触媒25% (4)資本金:240億ウォン (5)設立:1991年 (6)事業内容:MMAモノマー、MMAポリマーの製造・販売 (7)従業員数:194名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1124691907.pdf |