2005年08月22日
三菱レイヨン、ポリプロ繊維事業を分社化
新会社「MRCパイレン」 10月3日付で設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

 三菱レイヨンは22日、ポリプロピレン繊維事業を分社化するため、10月3日付で専業メーカー「MRCパイレン株式会社」を設立し、同事業を承継すると発表した。
 
 ポリプロ繊維は、合成繊維の中で最も軽く、耐薬品性やリサイクル性に優れ、最近は地球環境保護の観点からも見直される傾向にあるが、市場ニーズの高度化、多様化に加えて、原燃料の高騰や他繊維との競合など事業環境は激化している。
 
 このため事業分社化し、急激な事業環境変化に対応することにした。今後は専業メーカーとして、市場に密着したマーケティングなど、機動性を活かした事業展開を図る。
 
 新会社「MRCパイレン」は05年10月3日付で設立。資本金は3億円(三菱レイヨン100%出資)で本社を大阪府和泉市に置き、社長には岩崎洋一氏が就任、従業員は19人。三菱レイヨンからは、分社型新設分割方式によりポリプロ繊維の製造、販売事業を承継する。
 
 なお、三菱レイヨンの05年3月期のポリプロピレン繊維事業売上高は3,011百万円。連結売上高に占める比率は1.4%。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1124695106.pdf