2005年08月24日 |
カーボンブラック協、05年需要予想を見直し |
前年比2.0%増の92万8,551トンに上方修正 |
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会は23日、カーボンブラックの今年の需要見通しを修正した。年初にまとめた見通しは前年の実績見込み(90万6,982トン)比102.2%の92万6,940トンとなっていたが、今回は92万8,551トンに修正した。年初の予想に対しては1,611トン(0.2%)多い。前年の確定実績値に対しては2.0%増ということになる。 今回修正した見通しの対前年比伸張率(2.0%)は、年初にまとめた予想の伸び率(2.2%)を下回っているが、これは、年初の予想の伸び率が前年の実績を90万6,982トンと見込んで算定したものであったのに対して、今回の見直しが前年の実績の確定値である91万390トンを分子として使ったことによって生じたもの。したがって、今回の見直しは上方修正ということになる。 需要分野別では、主力のタイヤ用が年初の見通しの67万2,790トンから68万1,069トンに1.2%上方修正されている点が注目される。前年の実績比は103.3%ということになる。これは、日本自動車タイヤ協会が最近になって自動車タイヤの需要予想を見直した結果、年初にまとめていた前年比2.6%増という予想を3.6%増に上方修正した点を考慮して修正したもの。反面、一般ゴム用は4.1%下方修正している。 輸出はほぼ前回の見通しと同じで、前年の実績に対しては0.8%減になると予想されている。しかし輸入については、年初の予想に対して41.2%、前年の実績に対して9.0%もの増加を遂げるとの予想となっている。 カーボンブラックの05年の需要見通しの見直し結果は別表の通り。 【関連ファイル】 カーボンブラックの需要見通しの見直し https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1124851167.xls |