2005年08月24日 |
昭和電工、液晶ディスプレー製造用の新イソシアネ-トモノマー発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は24日、液晶ディスプレーの製造やフォトレジストの微細加工に使用される高機能イソシアネ-トモノマー「カレンズ(R)BEI」を開発し、今月から販売開始したと発表した。 このイソシアネートモノマーは、各種の物質と容易に結合するイソシアネート基を利用し、主にポリマーに添加・反応させることにより光硬化性を付与する機能を有している。 液晶ディスプレーや半導体などの電子分野では、製品の小型化、機能の高度化を支えるため、精細・微細な表面加工が必要とされているが、今回開発したイソシアネートモノマーがもつ光硬化機能は、これらの実現のために必要不可欠としている。 同社はこれまでイソシアネートモノマーを「カレンズ(R)」シリーズとして展開。昨年は、従来品の2倍の硬化速度を達成した「カレンズAOI(R)」を発売するなど、イソシアネートモノマーのトップメーカーである。今回は、1つのイソシアネート基に対して、2つのアクリル基を持つ「カレンズ(R)BEI」の開発に成功した。重合性を有するアクリル基を同一分子内に2つ持つことにより高い光硬化性を付与することが可能となった。 <主な特徴> (1)光硬化性が「カレンズAOI(R)」に比較し2倍 (2)ガラス、金属、PET樹脂等の基板への密着強度が「カレンズAOI(R)」に比較し2倍 (3)硬化時の収縮が「カレンズ(R)AOI」に比較し大幅に減少(基板のそり等の発生なし) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=3783 |