2005年08月25日
再生可能エネルギー導入「モデル地域」に室蘭・須崎両市
経産省・環境省が第1号認定 風力や太陽光、バイオマス発電推進
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省

 経産省と環境省は25日、再生可能エネルギーの高度導入モデル地域として北海道室蘭市と高知県須崎市を認定した。両省は、再生可能なエネルギーを一定区域に集中的に導入するため、今年度からモデル地域を認定し支援していく制度をスタートさせた。今回の両市の指定はその第1号となる。
 
 室蘭市では、公共の競技場やプールのある入江地区に、地元企業と協力して風力発電事業(4MW規模、施設費10億円)と、太陽光発電事業(50キロワット能力、同6000万円)を導入する。これにより、計画区域のCO2削減率28%達成をめざす。
 
 須崎市では、太陽光発電とバイオマス発電施設を整備し、クリーンエネルギーを活用した街づくりを計画。太陽光発電施設は一般廃棄物処分場跡に建設し、不燃物の最終処分に利用するほか、市庁舎、学校などの公共施設に電力供給する。バイオマス発電施設は、山林から発生する間伐材をチップ化し火力発電施設で混焼する。太陽光発電施設は、1000キロワット規模(施設整備費10億円)、バイオマス発電は約61,000キロワット(同5億円)。計画区域のCO2削減率は約16.7%。