2005年08月26日
経産省、第1回「アスベスト代替化製品対策検討会」開く
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 アスベストによる健康被害が広がっているが、経産省は当面、健康被害の状況把握とともに、アスベスト製品の代替化を急ぐ必要があるとして26日午後、専門家からなる第1回「アスベスト代替品化製品対策検討会」を開催、今後の取り組みを中心に意見を交わした。
 
 検討会メンバーは、独立行政法人物質・材料研究機構の岸輝雄理事長を委員長、国際連合大学の安井至副学長を副委員長に、学界、研究機関の専門家ら8氏で構成。主な検討事項として、次の2つを決めた。
 
(1)代替化に向けた民間企業の取組み状況、諸外国における代替化動向等を踏まえた技術的課題の検証。
(2)代替化を一層進めるために必要な非アスベスト製品の開発方策。

 今後は今年10月をめどに中間とりまとめを行い、年内には最終報告書をまとめる。同省ではこれを受けて、06年度にはアスベスト代替化促進のための実証事業を開始する方針である。