2005年08月31日
旭化成ケミ、世界最大規模のMBR法排水処理設備 中国で2件受注
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:旭化成ケミカルズ

 旭化成ケミカルズは31日、世界最大規模の膜分離活性汚泥法(MBR:メンブレンバイオリアクター)による排水処理設備を中国のSINOPECと中国海洋石油(CNOOC)の両社から受注したと発表した。

 MBRは、従来の排水処理法である活性汚泥法に分離膜を用いる技術で、施設がコンパクト、高度な処理水が得られ再利用できる、などの特徴をもっている。同社は2004年に同分野に参入し、これまで国内に2施設の受注実績があるが、海外は初めて。しかも大規模プラントでの採用となった。ともに稼動開始は06年春の予定。

【受注内容】
<プロジェクト1>
(1)場 所  :中国海南省(海南島)
(2)使用者  :中国石油化工集団(SINOPEC)
(3)用 途  :石油精製及び化学排水処理
(4)処理能力 :10,800トン/日
(5)稼動時期 :2006年春予定
 
<プロジェクト2>
(1)場 所  :中国広東省恵州市
(2)使用者  :中国海洋石油(CNOOC)とシェルとの合弁工業区
(3)用 途  :石油精製及び化学排水処理
(4)処理能力 :25,000トン/日
(5)稼動時期 :2006年春予定

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1125458313.doc