2001年09月25日
PETボトルリサイクル推進協、リサイクルの中期予想まとむ
再商品化製品の2004年度の需要量を18万8,000トンと推定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省、PETボトルリサイクル推進協議会

 PETボトルリサイクル推進協議会は25日、同協議会が作成した「PETボトルリサイクル年次報告書(2001年度版)」の概要を発表したが、この中で、同ボトルのリサイクルの中期見通しと再商品化製品の中期需要見通しについても同協議会の見方を整理して明示しており、関係者の注目を集めている。
 
 それによると、リサイクルの中期リサイクル率の見通しは、
 2001年度=44.5%(前年度は34.5%)
 2002年度=48.1~49.9%
 2003年度=49.2~52.9%
 2004年度=49.1~54.7%
--となっている。これは、環境省が作成した収集量見通し量を同協議会がまとめた生産見通し量で除して算出したもの。
 生産見通しは、
 2001年度=38万9,000トン(前年比107%)
 2002年度=39万9,000~41万4,000トン(同103~107%)
 2003年度=41万~44万1,000トン(同103~107%)
 2004年度=42万2,000~47万トン(同103~107%)
--となっている。
一方の収集見通し量は、
 2001年度=17万3,000トン(前年比138.4%)
 2002年度=19万9,000トン
 2003年度=21万7,000トン
 2004年度=23万1,000トン
--とまとめられている。
 ちなみに、再商品化能力について同協議会では、2001年度=15万5,000トン、2002年度=19万5,000トン以上、以下=同じ--と想定している。
 
 また、再商品化製品の中期需要量に関しては、
 2001年度=10万9,190トン(前年比159.2%、全量がフレーク・ペレット)
 2002年度=15万トン(うちボトルtoボトルが2万8,000トン)
 2003年度=16万1,000トン(同2万9,000トン)
 2004年度=18万8,000トン(同3万6,000トン)
--との見通しをまとめている。