2005年09月01日
ナフサのC&F/ジャパン価格、ついに600ドル超え
8月の月間平均も大幅アップ540ドル台
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、31日におけるナフサの国際スポット相場のうち日本側各社の契約価格の平均はC&Fトン当たりおよそ608ドルとなった。C&F600ドル台は史上初めて。
 
 1週間前に比べると8%強の、また1ヶ月前に対比すると26%弱の値上がりとなる。原油のスポット相場が軒並み続騰していることに連動してのものだが、北海ブレントものの上昇が特に大きく影響しているというのが多くの関係筋に共通した見方。仮に向こう暫くの契約価格がこのレベルのまま推移すると、10月中・下旬の到着価格は為替を110円と仮定した場合でキロリットル当たり4万6,800円となる。国産ナフサの基準価格は同4万8,800円となる。
 
 一方、8月のスポットものの契約価格の平均は同540ドル強となった模様。7月の平均を16%、前年同月の平均を45%上回っている。プレミアム分を含めると546〜547ドルと想定される。この場合の9月の到着価格は同4万2,000円強に、また国産ナフサの基準価格は4万4,000円強となりそう。